今回は隈研吾建築都市設計事務所が設計監理されました『日本平山頂シンボル 展望台施設』について静岡県営繕工事課、営繕企画課の計らいで引渡し前の施設見学会を行うことができました。
急募にも関わらず70名近くの応募を頂き、当日は小雨が降るあいにくの天気でしたが多数の出席を頂き大変貴重な体験をすることができました。
また県の担当職員様や、施工担当者様には非常に丁寧な説明を頂き有意義な時間を過ごすことができました。
本施設は富士山の世界遺産登録や東京オリンピック開催に向け国内外からの来客をもてなす施設として整備され、鉄骨造3階建 延床面積964.7㎡の展望施設となります。
1階は受付カウンターや展示スペース、2階はゲストルーム、ラウンジ・カフェスペース、3階は展望ステージとなり電波塔を取り囲むように回廊が設けられ、日本平から駿河湾を一望できる素晴らしいロケーションを余すことなく生かした素晴らしいつくりとなっていました。
また八角形を構成する鉄骨造からの複雑な木架構は目を見張るものがあり、BIMを用いた現場施工技術にも非常に興味深いものがありました。
現在はまだ外構工事の施工中ではありましたが、11月に完成を迎えた時には、素晴らしい景観と共に再度、本施設を訪れたいと思う施設でした。
広報渉外委員長 塚本章博