
拝啓 新緑の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。
このたび、静岡県建築士事務所協会 中部支部長を二年目も務めさせていただくこととなりました。改めて、その重責を噛みしめつつ、引き続き皆様と共に歩んでまいりたいと存じます。
昨年度は、コロナ禍を乗り越えた後の新たな活動の形を模索しながら、多くの事業を進めてまいりました。皆様のご協力に心より感謝申し上げます。
建築業界を取り巻く環境は、急速に変化しています。人手不足や技術者の高齢化、設計業務のデジタル化・BIMの活用、さらには脱炭素社会への対応や法制度の改正など、私たちの業務はますます多様で高度な対応を求められるようになっています。こうした流れの中で、会員の皆様が実務の中で抱える課題を共有し合い、支え合える場として、支部の役割は一層重要になると感じています。
本年度も、現場の声を大切にしながら、支部活動を活性化させてまいりますので、変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
中部支部支部長 佐藤信行

時代とともに組織は変化していくものだと思います。
私事ですが、士事協に入会してからかなりの年月が経ちました。
入会した当時の中部支部と現在ではかなり大きく変わってきたと感じておりますが、その中でも中部支部の変わらぬ良いところは、活気ある行動をし続けていることだと思います。
とかく、支部事業が本会の主導に移行してしまったことが多岐にわたりますが、その中でも中部支部が活気を保てるよう、サポートして行ければと思っております。
どうぞ、宜しくお願い致します。
相談役 高木一滋

今年度も指導運営委員会と地域交流委員会の担当副支部長を務めることになりました、佐藤太一です。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
指導運営委員会は隔週で定期無料建築相談会を開催しております。昨年度は16件の相談に対応しました。様々な建築に関する問題を個別に助言を行うことで、今年度も問題解決のサポートを実施して参ります。
地域交流委員会は夏・冬の親睦会の企画運営を予定しており、今年度は7月と1月に開催を予定しております。魅力的な企画で会員相互の交流の場となるよう、大人数での参加者で活気ある親睦会となればと考えております。
地域交流・指導運営委員会 担当副支部長 佐藤太一

地域交流委員会の委員長として四年目となります。
委員長としての活動を通して他委員会の方と知り合う機会も増えました。そうした中で新たに知り得た知識や情報というものも今の自分にとって大きな財産となっており、建築士事務所協会を構成する会員の一人であるとの自覚が遅まきながらやっと芽生えてきました。そういった思いを多くの会員の皆様に抱いていただくよう地域交流委員会として活動していきます。
当委員会の主な事業である夏と冬の親睦会があります。
今まで以上にもっと多くの会員の方に参加してもらい、会員の皆様にとって有意義なものとなるように委員会のメンバーと共に知恵を出し合い進めてまいります。
今年度もよろしくお願いします。
地域交流委員会 委員長 田原国博

皆様のご指導を頂きながら
ご迷惑をおかけしないように
お役を勤めさせてい頂きますので
宜しくお願い致します。
指導運営委員会 委員長 大槻正広

昨年度は「新耐震でも耐震性課題あり?2000年5月以前の木造住宅講習会」を開催し、県内の設計事務所・行政・建築関係業者など多数の方に広聴して頂き有意義な講習会にする事ができました。
本年度は今年日本の目玉イベントでもある大阪万博を視察する「大阪万博視察研修旅行」を他委員会や他支部との合同開催する方針で考えています。建築的にも興味ある木造リングやパビリオンが多数あるので会員の皆様には興味深い事業になるのではないかと思っています。
また、その他に委員会の主な事業としての毎年開催の建築士定期講習会の活動協力も行う予定です。
本年度は4年任期の最終年なので会員拡大活動や協会組織の広報・認知等の活動にも力を入れ、協会に貢献できるような活動と委員会活動を楽しく盛り上げていければと思っています。
佐藤新支部長のご指導の下、一生懸命頑張りますので皆様のご協力を宜しくお願い致します。
教育情報委員会 担当副支部長兼委員長 深澤博文

今年度、副支部長兼建築文化委員長を拝命しました、ナカノ工房の近藤健太です。
任期二年目となった今年は、例年に続き本会事業の「建築系高校生コンペ」が第6回開催となり、本会への協力事業の一環として活動を行う予定となっています。
また、フォトコンテストも継続事業として今年度も例年と同じスケジュールで開催されます。
本会事業へ関わる当委員会では、事業活動を通じて本会とのパイプ役を担い、より良い事業にしていくために協力体制を取り、積極的な参加に努めて参ります。
静岡県下へと活動の場を広げた建築系高校生コンペでは高校生による活躍の場を、フォトコンテストでは士事協会員の方々だけでなく、広く一般からの参加による事業の活性化に尽力していきたいと思います。
一年間どうぞよろしくお願いいたします。
建築文化委員会 担当副支部長兼委員長 近藤健太

変化の時代において新たな法整備、価値観、道徳など古い社会のシステムは次々に変化しています。このような情勢の中では、建築士の皆様の創造性と技術力はより一層社会に必要なものとなっています。
広報委員会では、その価値を広く発信するため、新たな情報発信の形を追求し、会員の皆様の活動を積極的にサポートしてまいります。
共に知恵と力を結集し、魅力ある建築の未来を創造しましょう。
本年度もご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
広報渉外委員会 担当副支部長 塚本章博

今年度、広報委員長を務めさせていただきます小川です。広報渉外委員長の役は久し振りで、業務の内容もうまく回せるか不安ではありますが、委員の皆様に助けてもらいながら進めていきたいと思います。久しぶりに広報渉外委員会に戻り感じたのはデジタル化です。以前私が委員長をしていた頃はザ・チューブの冊子のみで、ホームページもありませんでしたのでまさしく「浦島太郎状態」です。
委員会としては今年度も主にホームページの更新と、ザ・チューブの発行を目指しますが、ホームページの更新をできるだけ多くしたいと考えております。そのためには皆様のご協力が不可欠です。忙しい日常業務の中、皆様に原稿をお願いすることがありますが、その際はよろしくお願い致します。私も今年1年を足手まといにならないよう頑張りたいと思います。
広報渉外委員会 委員長 小川雅也

昨年度に引き続き、業務委員会担当副支部長を努めさせていただきます。
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。
今年度、業務委員会では昨年度に引き続き、省エネに関する事業をおこなってまいります。
省エネ法の改正により、省エネ基準適合義務の対象外であった住宅及び小規模建築物が、令和7年4月1日より省エネ基準への適合が義務化されました。
令和12年(2030年)度以降には新築される住宅・建築物について、ZEH・ZEB基準レベルの省エネ性能の確保が必要となります。
業務委員会では、今年度より新たにスタートした本会の実施する、会員、非会員を対象とした「省エネ計算、サポート業務」の事業周知拡大、「省エネ業務実務者育成事業」や「省エネ法改正講習会」等への協力をおこなうとともに、今年度も脱炭素社会の実現に貢献する「サステナブル建築」の視察研修を開催したいと考えております。
省エネ事業の第二弾として、会員のみなさまにご案内させていただくとともに、魅力的で有意義な視察研修となるよう企画してまいります。
本年度は私が事務所協会に入会して20年。研鑽の年にします。
精一杯がんばりますので、みなさまのご協力、ご指導のほど、よろしくお願いいたします。
業務委員会 担当副支部長 栗原 崇

昨年度、1年間業務員会にご協力いただきましてありがとうございました。
横浜市のCASBEE Sランクの建物への視察研修を無事行うことができました。普段入ることのできない建物への視察で、有意義な時間にすることができました。
また、サブ事業として、専門学校への授業、委員会内で広島への視察を行うこともできました。
今年度も委員会メンバーがたくさん参加できるようなものにしつつ、内容、質にもこだわった委員会活動ができるようになれば良いなと思っています。
また、メンバー同士の仕事になるようなつながりをもっとできたら良いなと思います。
2年目になり、昨年度感じたことを改善しつつ、皆さまの御協力、ご指導のもと、今後につながる活動を明るく楽しく精一杯がんばります。
今年度もよろしくお願いいたします。
業務委員会 委員長 坪井賢一

昨年度に続き技術委員会の担当副支部長を務めます脇坂です。
技術委員会は、例年は建築技術一般や構造に関する講習会を企画、運営していますが、今年は大阪・関西万博が開催されていますので、万博と関連付けた企画を計画しています。さらに例年通りの講習会も企画していこうかと考えています。
昨年度の技術委員会の講習会は対面式とオンライン式が選択可能なハイブリッド講習会としました。選択式にしたことで、今までより講習会に参加しやすくなったのではないかと思います。今後の講習会ではこのような方式で開催していきたいと思います。
技術委員会では毎年の事ながら会員の皆様の役に立ち、実務に繋げられ、参加しやすくなるような企画、運営を心掛けていきます。
佐藤支部長の下、中部支部と技術委員会を少しでも支えていけるようにしたいと思います。1年間どうぞ宜しくお願い至します。
技術委員会 担当副支部長 脇坂和洋

皆さま、昨年度に引き続き技術委員会の委員長を務めさせていただく村松です。
技術委員会では、建築技術全般に関する有益な情報の提供や講習会の企画を通じて、会員の皆さまの活動を支援できるよう努めてまいります。今年も充実した一年となるよう、積極的に取り組んでいきたいと考えております。
さて、今年の注目イベントといえば、大阪万博です。当委員会では、万博視察研修旅行への協賛に加え、オプション企画を提案いたします。万博は世界中の先進技術や革新的なアイデアが集結する場であり、ここで発信される建築技術やデザインは、木造建築にも新たな視点をもたらし、持続可能で創造的な都市づくりへの大きな可能性を広げることでしょう。
さらに、本年4月より建築基準法の改正が施行されました。これに伴い、構造設計や確認申請の手続きに新たな基準が求められることとなり、私たちの業務にも少なからず影響を与えております。会員の皆さまが円滑に業務を進められるよう、木造設計に関する情報提供や実務面での支援に尽力してまいります。
最後に、佐藤支部長、脇坂副支部長のご指導のもと、委員会メンバーとともに活動を進めてまいります。皆さまのご支援とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
技術委員会 委員長 村松大輔

まずもって令和6年度はまだ活動としては少なかったですが、いろいろ始まってきた事業にご協力いただいたこと大変感謝申し上げます。支部長の方にもご配慮いただき本年度始まりまして5月に春の全体会議を開催頂き中部建築技術会としても無事に総会を開くことが出来ました。本年度は大阪万博の視察研修も開催することなり本格的に活動が再開したことを感じています。
今年度におきましても視察旅行・ゴルフコンペ以外にも、様々な委員会活動の中で中部建築技術会として正会員の皆様の助力となり、また協力会員との懸け橋となる活動が出来るように努めてまいりたいと思っておりますので今年もご協力のほどお願い申し上げる次第です。
視察研修委員会 委員長 中部建築技術会 会長 宮岡直行

今年も桜の花が見事に咲き誇り 気持ちを和やかにしてくれています。
アメリカ発の相互関税で世界中の経済が混乱し日本の株価も大きく乱高下をし不安を感じております。さて、中部支部も令和6年度の会計監査も終了し全体会議を待つばかりです。年々少なく成ってきている事業予算の中で、やりくりし会員が満足する事業を進めてくれている各委員会に感謝するばかりです。
今年は、大阪万博の視察が在ります。各パビリオンも魅力を感じますが、何といっても藤本壮介設計・監修の大屋根リングに期待しております。水平投影面積≒60,000m2 高さ12m 内径615m西工区を竹中工務店 東工区を大林組を中心としたJVで施工され世界最大級の木造建築を目の当たり出来る事を楽しみにしております。
今年度も支部会員が期待できる事業を進めてくれることを願っております。
監事 望月 肇

昨年度に引き続き、中部支部の監事を務めさせていただきます。昨年の初頭には、さまざまな社会課題の解決策としての建築物省エネ法改正,ZEB化・ZEH化・木造化の推進,設計業務のBIM化推進等々、建築設計業界には変革が続くと述べました。それらは着々と進み、近ごろでは資材・人件費の高騰による工事入札の不調が相次ぎ、民間においても計画の中止や規模縮小が見られ、設計業務は長期化の傾向にあります。
コスト上昇が止まらない中、価格以上の価値を創出することが設計者に求められる時代となり、中期的にはわれわれ設計者の立ち位置も変化していくと思われます。柔軟かつ現実的な対応力を高めていくことが求められている今、設計の力で社会に貢献し続けるため、常識を再定義するつもりで、支部の事業をサポートしてまいります。一年間どうぞよろしくお願いいたします。
監事 清水誠一